殉職自衛官の慰霊碑

 東京・市谷本村町の防衛庁内に、殉職自衛官のための「慰霊碑地区」が完成した。庁内に点在していた自衛隊や旧日本軍の記念碑など十六の碑を、国が約六億円を投じて防衛庁東側の六千平方メートルの一角に集め、再整備した。遺族のほか、防衛長官や外国要人らが参拝・献花する場所となる。
 一九五四年の自衛隊創設以来、殉職自衛官は千七百人以上だが、殉職者施設に国費を支出したのは初めてだ。慰霊碑は六二年に建てられ、八〇年に再建されたが、いずれも隊員や互助会の寄付でまかなった。
 慰霊碑地区創設の呼びかけ人として九月十一日の披露式に出席した森前首相はこうあいさつした。
 「(殉職自衛官の妻は)子供に『父さんは国のために死んだ』と教えるだろうか。それとも『こんな仕事についてはいけない』と教えるだろうか。国に命をかけた人の霊を国が慰めることが遺族の誇りになる」
 国際平和協力など任務が拡大する自衛隊にとって、慰霊碑地区の整備は、小さくても重みのある一歩と言える。(以上 平成十五年十月二日付の読売新聞より)
 中央の黒石に仮設テントが反射し写っているが、殉職者慰霊碑の文字が読み取れる。
殉職自衛官の慰霊碑

慰霊碑の周りにある石碑

全陸軍航空部隊の碑の後方の追碑
杉山元帥吉本大将自決の碑
阿南大将荼毘の跡
杉山元帥吉本大将自決の碑
 命ヲ捨テテマスラオガ 
 タテシ勲功(イサオ)ハ天地(アメツチ)ノ 
 在ルベキ限リ語リツギ 
 言イ継ギユカン後ノ世ニ 
 絶エセズ尽キジ万代(ヨロズヨ)モ